産直スーパーとして長い間地元の方々に愛されていた当クライアント。しかし近年では大手スーパーチェーンの進出で若い顧客層が流出し、過去に行っていた不採算店舗や新業態への投資も影響して、負債が拡大していました。廃業を検討するも、地産地消・地域経済への貢献を理念に、最終的にはM&Aへの方向転換をご決意された事例です。
①過去新業態への進出や不採算店舗投資等により負債が拡大
②従業員確保や店舗老朽に対応出来ずジリ貧の状況が継続
③後継者不在と業績低迷の中で廃業を検討せざるを得ない状況
⑴地域経済への影響を最小化させるため、M&Aへの方向転換ご提案し、ご承諾
⑵全国150社からスポンサー探索し、自社価値を最大限発揮できる先を検討
⑶譲渡スキーム実行、新法人を設立して、雇用と食品供給の安定化
当初は家業を第三者へ譲渡することに難色を示しておられた代表でしたが、創業時から続く企業理念と地域経済への影響を粘り強くご説明すると、最終的にはM&Aをご決意されました。結果として社名は変わったものの、M&A前でも後でも笑顔で働いてくださるスタッフさん、創業時から続く理念を大切にしてくれるスポンサー企業を見て、M&A実行のアドバイスに感謝していただきました。