運送業等を経営していた当クライアント。経営者はオペレーション管理を行っており、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を適正に配分することに注力できていませんでした。そのような中でコロナ禍により得意先工場が閉鎖され、業績はみるみる悪化をしていきます。そこで管理会計制度を整備し、経営資源の適正配分等に注力できる体制確立をお手伝いした事例をご紹介します。
①経営者が日常業務に追われ、経営戦略策定ができない。
②十分な管理会計が整備されておらず、数字を意識しない経営が常態化
③燃料費の高騰、コロナ禍による得意先閉鎖により、業績が悪化
⑴事業と財務分析を実施して現状を分析し、経営課題の洗い出しを実施
⑵数字を意識した経営の仕組みを構築し、管理会計の整備と経営計画の策定を支援
⑶経営資源を適正に配分する仕組みを作り、定量的根拠に基づく値上げ交渉を実施
管理理会計体制を確立し、個別の採算性を意識していただくよう、製造責任者及び経理責任者とコンサルタントが一丸となって管理会計制度を抜本的に整理して経営改善に取り組んだ結果、赤字体質だった当クライアントは1年後には黒字へ転換しました。コロナ禍も明けて、新規得意先開拓も功を奏している中、引き続き人的資本経営の拡充等、経営支援を継続させていただいております。