原料や製造方法に拘り、おいしい食品を提供すると高い評価を得ていた当クライアント。しかし業界内の価格競争の激化や物流コストの高騰により「ちゃんと売れているのに赤字」という状態が続いていました。事業と雇用の継続発展を目指し、採算管理体制の再構築、市場需要の抽出などをお手伝いした事例をご紹介します。
①採算管理体制が適正に構築されておらず、正しく現状が把握出来てない
②営業部門、製造部門ともに採算意識が低い状態
③不採算部門とみなされることや経営戦略不明瞭による社員の士気低下
⑴現状を分析し、状況を把握して不採算取引を特定
⑵営業部門、製造部門共に商品や顧客対策を実施して、採算意識の向上を収益の増加を実現
⑶部署の意見を尊重した経営戦略を行い、経営の見える化と社員の士気向上を実現
関与当初は良いものを作っていればいいという想いが強く、顧客視点が疎かになり、赤字経営が常態化していた当クライアント。慣れた社内環境が変化することに消極的だった社長も顧客視点をもった経営戦略の重要性、技術や従業員の雇用を守るためにと粘り強くご説明した結果、社長全面協力のもとプロジェクトを推進しました。そして計画策定・実行から半年で黒字化に成功、経営方針を明確に定めたことで従業員の士気向上にも繋がりました。